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伊坂幸太郎『重力ピエロ』を読んで

これも、忘れないうちに、記録を残す意味でサクッと書いておこう、感想めいたことを。



重力ピエロ

重力ピエロ

伊坂 幸太郎



重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

伊坂 幸太郎



いえね、前々から読みたかったんですよね。

で、先日、このブログにも書きましたが、映画「ヘブンズ・ドア」を観に行きまして(マイケル・アリアス万歳!!参照)、その際に、劇場のフロアにたくさん映画のチラシが置いてあり、その中にあったわけです、映画「重力ピエロ」のチラシが。

それで、「へ~、映画化されたんだ!」と知り、しかも、見てみると出演者の中に「加瀬亮」という名前を発見(というか主演ですね)。

これは観ねばなるまいな、と思うにつけ、ではでは、ぜひとも事前に原作を読んでおかねば!と思った次第。

映画を観たあとだと、どうしてもイメージができ上がっちゃってますから、純粋に小説自体を味わうには、先に読んでおかにゃあ、というわけで。



──前置きが長すぎましたが、伊坂幸太郎の作品は、前に『死神の精度』だけ読んだことがあったのですが、なかなか面白くて、読後感も悪くなかったので、「嫌いじゃないな。機会があったらほかの作品も読んでみたいな」という気持ちを持っていました。

で、この『重力ピエロ』は、何だろう、やっぱりタイトルに惹かれるものがあったのかな。

『ゴールデンスランバー』も読むつもりなんだけど、何となく、まあもちろん映画化されるからということもあるけれど、なんかこっちを先に読みたかった。



感想。

やはり読んでよかった。

私はたぶん、この作家を、好きか嫌いかと問われたら、好き、のほうに入るんだろうなあ。

ときどき、台詞とか、まあ地の文でもそうなのだが、言葉の選び方がうますぎて、ちょっと嫌になっちゃう時もなきにしもあらずではありつつ、なんか読ませるものがある。

うまいんだよなあ。

たとえば、随所に差し挟まれる、回想シーン。

そういえば、子供の頃、こんなことがあった……みたいな形で、この一家の積み重ねてきた歴史が語られる。

知らず知らず、自分自身の「家族の歴史」も、何となく振り返っていろいろ思い出しながら読んでいたりして。

この主人公の弟は、かなり特殊な状況下で生まれてきたわけですが、そうですよね、そういうケースってありうるわけですよね。

何となく、レイプされて妊娠したら普通は堕ろすのかなあ、なんてぼんやり思いながら生きてきましたが、産むという選択もありうるのですね。

そんな当たり前かもしれないことを、実は明確に意識したことって、そう言えばなかったなあ。

ああ、薄っぺらいな、私。

そして、しかも、その家族4人はとても幸福で平和なのだ。

──もちろん、傷は残されていて、だからこんなふうにいろいろな出来事が起きてしまったりしたわけではあるのだが。

でも、最終的に、この著者の主張していることは、私もすごくうなずける。

はたして単なる精子提供者を父親と呼びうるのか、という問題。

悲しくも温かく、でもやっぱりどこかさみしい、そんな作品でした。

言葉遊び的な部分もあって、純粋にミステリーとして楽しめる作品でもありました。



この主人公を加瀬亮って、ぴったりだな。

早く観たい。

なんか、「映像化不可能」と言われていた作品、なんだって。

映画化はチャレンジングだったってことだよね。

どんな作品に仕上がっているのか、楽しみだな。

5月23日公開予定、とのこと。



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伊坂さんの作品は好きで、たいてい読んでます。

文庫になったら、必ず買うし。

でも、最近、全然小説を読んでないの。

買ってばかりで。

読めよって感じです。

Secret


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ご挨拶

※このブログは、2005年12月からhttp://choi-happy.jugem.jp/にて書いてきたものを、2009年4月初旬にこちらへ移植したものです。そのため、以前の記事は行間が広すぎるなど、見苦しい点もありますが、何とぞご了承ください。

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プロフィール

ちょいハピ

Author:ちょいハピ
【2010年12月30日更新】

久々にプロフィールを更新してみます。

ツイッターを始めてから、すっかり「自動まとめ記事」ばかりが中心になってしまいつつあるこのブログ。
それでも、本や映画の感想などをきちんと書きたい時などにはどうしても不可欠の、私にとって大切な場でもあります。

以下、簡単に自己紹介というか自らの特徴を述べてみます。

まず、人生最大の娯楽は「書店で本を眺める」ことと「映画館で映画を観る」こと。
また、連ドラフリークでもあります。

嵐ファン歴は、約6年半。
(つまり、こんなにブレイクする何年も前からファンだったのだ!ということをここで強調したいわけだったりして)

趣味は散歩、そして不審な挙動(汗)。

そのほか、語学も好きで、特に文字が大好き。
文字に対する愛情というか愛着というか偏愛?は、我ながらかなり強い。

とりあえずはこんな感じです。
ぼちぼちお付き合いいただけましたらたいへん幸いです。


【以下、旧バージョン(1)】

2008年12月18日現在、少し古くなっていたこのプロフィールを、久々に書き直してみます。

このブログを始めたのは、40歳になって間もないころでした。
人生80年時代とはいいつつ、40歳を過ぎると、いろいろな病気などで、けっこう突然な感じで亡くなる方も、少なくありません。
ですから、自分も40代に入った時、「これで少し落ち着けるかな」という安堵の気持ちと同時に、「いつ死んでも悔いのないようにしておこう」という覚悟みたいなものも持ちました。
そこで、「いつ死ぬか分からない中、たとえば今、急に死んだとして、何か自分に言い残したことはないだろうか?」と考えた時に、それを自分なりに探りながら書いてみたい、という思いが湧き、そんな動機から、このブログを始めてみたのです。

最初の記事の日付が2005年12月5日ですから、いつの間にか、もう3年も経っています。
相変わらず、大した内容は書けていないし、この3年でそんなに成長したという実感も、あまりないというのが正直なところ。
しかし、これはこれなりに、何らか意味のあるものでありたいし、そのために、何を書いていくべきなのか、日々、模索し続けています。
不惑を越えながらも、いまだ発展途上──。
このブログには、たぶんそんな私の等身大の姿が、浮き彫りにされているのかもしれません(と、ひとまず言い方だけはかっこよくキメてみましたが、その浮き彫りにされた等身大の姿が全然かっこよくないところが悲喜こもごも)。

ブログタイトルは、文字通り、「小さなことの中に喜びを見いだしていこう。与えられていないものに対して不満を抱くことよりも、与えられているものに対して感謝を抱いて生きていこう」といった意味合いが込められています。
実際に、そういった内容になっているかは何とも言いかねますが、少なくとも当初の志としては、書いている自分も、読んでくれた人も、少しだけ、よりハッピーになれたらいいな、という願いが根本にあります。

これからも、引き続きご愛読いただき、「ちょっぴりハッピー」な気持ちになっていただけたら幸いです。


【以下、旧バージョン(2)】
人生80年と言われる時代ですが、私も、一応80歳を目標にしています。
42歳の今、残り半分を切り、これからの後半生を、一日一日、大切に生きたいと願っています。
人生において、いちばん大切なことは何なのか。
その実現のために、今、そしてこれから、何をしなくてはならないのか。
それを模索しながら、少しずつでもいいから前進し続けたいと思います。

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